曼荼羅アーティストの大迫弘美です。
主にボールペンを使った曼荼羅アートを描いています。
原画「紡いでいく」
曼荼羅アートとは、「中心から外に向かって規則的に広がる幾何学的な模様」のことです。
仏教やヒンドゥー教での修行や儀式にその始まりがあるとされる曼荼羅は、今ではアートとして世界中で描かれています。
さまざまな画材で描かれる曼荼羅アート。
この記事ではペンを使った曼荼羅アートの始め方について、100均で揃えられる道具とともに紹介しています。
心が整う癒しのアートを、身近な道具で始めてみましょう♪
この記事で分かること 目次 曼荼羅アートとは、仏教やヒンドゥー教の儀式などで使われていた曼荼羅を日常のアートとして活かしたものです。 繰り返し模様や対称性の幾何学的な図案を描くことで、自然と呼吸が整って心が静かになります。 描いているときには余計な雑念が消え、瞑想状態となり自分自身と向き合う時間を持つことができます。 また、完成した曼荼羅を眺めることで視覚的にも癒され、内面のバランスが取れるようになります。 手を動かし、描くことに集中する時間は、心のリセットタイムなのです。 「まずはお試しで癒しのアートを始めてみたい♪」と思った方は、100円ショップで道具をそろえるのがおススメです。 ほとんどのものを揃えることができます。 画用紙やケント紙が向いています。色画用紙でも◎。練習にはコピー用紙でも十分です。 定規はガイド線を引くのに使います。黒など色の濃い画用紙を使うなら透けないアルミ製の定規がおススメです。 コンパスを使ってきれいな円を書きましょう。シャープペンタイプのコンパスをおススメします。 角度を測る・分割するのに便利で、等分線を書くのに使います。 下書き用に使います。 模様の清書用です。ミリペンやカラーボールペンを用意しましょう。 厚めの下敷きが描きやすいです。 これらはすべて100均(ダイソー・セリア・キャンドゥなど)で手に入るので、初めての方でも気軽に始められます。 「作品として仕上げたい」「プレゼント用として描きたい」と思ったら、画材店で本格的な道具を揃えてみましょう。 ミリペンとは、製図やイラスト、マンガなどでよく使われる線画で使われるペンです。 ペン先が0.03mm〜1.0mm程度と幅広く、なめらかに描くことができます。 などがおススメです。 専用スケッチブックや水彩紙、厚口上質紙、厚めのケント紙・ケンランなどが向いています。 これらを使うと発色や描き心地が格段にアップします。 より正確で美しい図案が描けます。 紙への摩擦が少ないので消し跡が残りにくいです。また、消しゴムのかすを集めるのにも役立ちます。 カラーボールペン、マーカーペン、色鉛筆、アクリル絵の具などの画材加えることで、自分の世界観がより深く表現できます。 清書が完成したら、ラインストーンなどを貼ってキラキラをプラスするのもおススメです。 お気に入りの作品は、飾ってインテリアとして楽しみましょう。贈り物としてもとても喜ばれます。 コンパスを使った曼荼羅アートの魅力は、正確で美しい幾何学模様にあります。 また、繰り返しの図形を描くプロセス自体が集中力を高め、瞑想的な効果をもたらしてくれます。 ↑こちらを作図してみましょう。 使う道具類は、用紙、定規、シャープペン、コンパス、消しゴムです。 曼荼羅アートの基本の図案は「円」と「直線」でできていす。 コンパスで作図した図案をそのまま使って作品に仕上げることもできます。 また、コンパスで作図した基本んオ図案に模様を足して、オリジナルの図案にすることもできます。 模様を加える時は、あまり深く考えずに「ここに○があったらいいな」などと感じるままに書くのがコツです。 対称形の模様を加える時にはガイド線を引くと、バランスよく書くことができます。 今回は↑このように〇やしずく型などの模様を加えました。 図案が完成したらペンなどで清書します。 美しく仕上げるための清書のコツ: ミリペンとサインペンを使って仕上げています。 ↑こちらの基本図案(同心円)を作図してみましょう。 この図案は応用範囲がとても広い図案です。 使う道具類は、用紙、定規、シャープペン、分度器、コンパス、消しゴムです。 この図案は、同心円(中心点が同じで大きさの異なる円)と円を等分する放射状の線がポイントです。 同心円の基本の図案をもとに、模様を加えてオリジナルの図案にしましょう。 花びら、葉っぱ、しずく型、〇など単純な図形を規則的に繰り返して書くのがコツです。 模様を書くコツ: オリジナルの図案が完成したら、ミリペンやカラーボールペンで清書をします。 美しく仕上げるための清書のコツ: 制作動画はこちら↓(4倍速で約10分) 曼荼羅アートは日常の雑音から離れて、思考や心をリセットできるツールです。 お手軽に道具を揃えて、リセットタイムを楽しみましょう。 ペンで描く曼荼羅アートの道具は100円ショップで揃えることができる
曼荼羅アートとは
心が整う・癒されるアート
原画「time to go」
100均でそろう!曼荼羅アートの道具たち
用紙:
必要な大きさにカットして使います。定規:
コンパス:
分度器:
シャープペン・消しゴム:
黒ペン・カラーペン:
※ミリペンとは、製図やイラスト、マンガなどでよく使われる線画用のペンのこと。下敷き:
本格的に始めたいなら
上質なミリペン:
用紙:
製図用のコンパスや分度器:
練り消しゴム:
カラーペン・色鉛筆・絵の具などの画材:
ラインストーンなど:
額やフレーム:
初期投資は少しかかりますが、その分アートの幅が広がり、制作する時間もいっそう楽しくなります。 コンパスで描くコツ
幾何学模様の魅力
一定の間隔で円を描き、交差させたりすることで、見る人を惹きつける精緻なデザインが生まれます。コンパス使った作図のコツ
コンパスを使った基本の図案例
曼荼羅(マンダラ)には「中心がある」という意味がありますから、これは要の作業です。
※ここまでで同じ大きさの円を9つ書いています。
模様を足してオリジナルの作品に仕上げよう(見本図案①)
※円を足して、カラーボールペンで仕上げた作品
見本図案①
色鉛筆やカラーボールペンを使っても美しい曼荼羅アートになると思います。
見本作品① ©OpenHeartArt大迫弘美
↓制作動画はこちら。(4倍速で約13分)
ご参考に。フリーハンドで描く曼荼羅アート
同心円を使った作図
ぜひ書けるようになりましょう。
この円が曼荼羅アートの一番外側の円(外周の円)になります。
分度器と定規を使って書きましょう。
この見本では20度ずつ区切って線を書いています。
※④で足す円の大きさや等分する線の角度を変えて書くこともできます。
フリーハンドで模様を書こう (見本図案②)
図案見本②
対称形を書くのが難しい場合はトレーシングペーパーを切り抜いて型をつくるといいでしょう。
これも型紙を作ると大きさを揃えて書くことができます。
作品に仕上げよう (フリーハンド編)
見本作品② ©OpenHeartArt大迫弘美
まとめ