
曼荼羅アートとフラワーオブライフは、どちらも宇宙や生命の調和を象徴する美しい模様です。
とくにフラワーオブライフは、古代から世界各地で伝わる図形であり、宇宙や生命の根源を象徴していると考えられています。
本記事では、フラワーオブライフの基本から、その中に隠された図形、曼荼羅との共通点、描き方や活用法を解説します。
さらに、実際に描く際のコツやフラワーオブライフを元型にした曼荼羅アートへのアレンジ例についても紹介します。

曼荼羅アーティストの大迫弘美です。
この記事では、曼荼羅アートとフラワーオブライフの共通点や違い、活用法などをまとめています。
古代から伝わるフラワーオブライフのパワーを、ぜひ日常に取り入れてみましょう。
この記事で分かること
- フラワーオブライフとは?
- フラワーオブライフの効果
- 曼荼羅アートとフラワーオブライフの共通点と違い
- フラワーオブライフのアレンジ術
- 実際に書いてみよう|フラワーオブライフの書き方(無料ダウンロードあり)
- 日常生活への活かし方
フラワーオブライフとは?
神聖幾何学の代表的な模様

神聖幾何学模様とは、自然界や宇宙の中に見られる普遍的な形や比例をもとにした幾何学パターンのことです。
フラワーオブライフ(Flower of Life)は、19個の円で構成された神聖幾何学模様の一つで、数ある神聖幾何学模様の代表ともいえる美しい図形。
等間隔に並んだ円が重なり合い、花のような規則正しいパターンを生み出します。
この形は単なる装飾ではなく、生命の営みや宇宙の法則を象徴するといわれています。
古代から伝わるフラワーオブライフの歴史
Wikipedia. – Ray Flowers, CC BY-SA 3.0, httpscommons.wikimedia.or
フラワーオブライフは、世界各地の古代遺跡や寺院で見つかっています。
例えば、エジプト・アビドス神殿の柱には3000年以上前に描かれたフラワーオブライフが残されており、古代の人々がこの模様に特別な意味を感じていたことがうかがえます。
世界各地に在ることから、この形が文化や宗教を越えて共通するシンボルであることが推察できます。
フラワーオブライフの形が持つ意味とスピリチュアルなチカラ
この模様は、エネルギーの調和をもたらすと信じられており、ヒーリングや瞑想のシンボルとしても活用されています。
円の繰り返しは「完全性」や「無限性」を表し、見る人の心を落ち着かせ、内面の静けさを取り戻す効果があるとされます。
フラワーオブライフの主な効果
- 調和とバランスをもたらす:
規則正しく配置された円の連続は、見る人の心を落ち着かせ、感情やエネルギーのバランスを整えます。
- 空間の浄化:
フラワーオブライフの形はポジティブなエネルギーを広げ、ネガティブな波動を中和すると信じられています。
- 直感力・創造性の向上:
幾何学的な美しい構造は、右脳を刺激し、発想力や直感を高めるといわれてます。
- 生命エネルギーの活性化:
細胞分裂や成長のパターンに似ており、生命力を高める象徴とされます。
- 引き寄せのサポート:
運気の流れを整えるとされ、良い氣を引き寄せると考えられています。
フラワーオブライフに隠された図形
フラワーオブライフは、生命の始まり(細胞分裂)→花が咲く→実がなる→種ができる→芽吹く・成長する→花が咲く…という無限の繰り返しを表しています。
この図形の中には、生命や宇宙の成り立ちを象徴する複数の図形が隠されていて、以下の神聖幾何学模様を内包しています。
- ヴェシカ・パイシス:
二つの円が重なった部分。魚の形に見えることから「魚の器」とも呼ばれ、生命の始まりや細胞分裂を象徴。
- シード・オブ・ライフ(赤線部分):
中心の円の周囲に6つの円が配置された形。新しい生命や可能性の種を表します。
- エッグ・オブ・ライフ(赤線部分):
7つの円から成り、細胞分裂初期の形に似ていることから生命誕生の象徴とされます。
- フルーツ・オブ・ライフ(赤線部分):
13個の円から構成され、宇宙の設計図とも呼ばれます。円の中心を結ぶと「メタトロンキューブ」が現れます。
- ツリー・オブ・ライフ(緑色の部分):
カバラのセフィロトの樹。宇宙の叡智や魂の成長プロセスを示します。
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曼荼羅アートとフラワーオブライフの共通点と違い
中心から広がる構造の類似性

曼荼羅(曼荼羅アート)とフラワーオブライフには、中心点から均等に広がる構造という共通点があります。
曼荼羅は中心に仏や神を置き、そこから四方に広がる世界を描きます。
一方、フラワーオブライフは中心の円から次々と円が広がり、全体が一つの花のようなパターンを形作ります。
どちらも「調和」「秩序」「バランス」を視覚的に表現されているのです。
宗教的・精神的背景の違い

曼荼羅は仏教やヒンドゥー教など宗教的儀式や修行の中で用いられ、悟りへの道や宇宙の構造を表すものです。
また、曼荼羅から派生した曼荼羅アートは描く人の世界観を表現したもので、宗教色はないか薄くなっていますが、宇宙の法則や自己の解放が表現されています。
それに対し、フラワーオブライフは特定の宗教に属さず、より普遍的な宇宙の法則や生命のつながりを表すシンボルとして古代から世界中で描かれています。
アートとしての融合の魅力|曼荼羅アートへのアレンジ例

フラワーオブライフは完成された図形です。
そのため、曼荼羅アートの元型(図案)としても多く用いられています。
繊細な描き方と、フラワーオブライフの規則正しい幾何学模様を組み合わせることで、視覚的にも精神的にも深みのある作品が生まれます。
フラワーオブライフのどの円(どの部分)を活かすかで、隠されている図形が浮かび上がり、その図形が持つ意味やパワーを強めることができます。
完成された図形だからこそ、線や円を足しても引いても、フラワーオブライフのエネルギーを感じることはできるのです。
大きな船に乗ったつもりで、いろんなアレンジを楽しんでみましょう。

フラワーオブライフの書き方
フラワーオブライフの書き方(その1)
フラワーオブライフは19の円と弧(半円または円の一部分)で書かれています。
ここではその書き方を順を追って解説します。
準備するもの
- コンパス:より正確に描くには製図用のコンパスがおススメ
- 定規
- 分度器
- 鉛筆・消しゴム
- 用紙:スケッチブックやケント紙、黒画用紙など

- 用紙の中心に十字線を書き、
- その中心に円を書きます(半径は任意)。


- ②で書いた円と十字線の縦線との交点(黄色の点)を中心に、
- ②と同じ半径の円を2つ書きたします。

- ②と④で書いた円の交点(黄色の点)を中心に
- 同じ半径の円を4つ書きたします。
※この形が神聖幾何学模様のシードオブライフです。

- ⑤と⑥で書いた円の交点(黄色の点)を中心に、
- 同じ半径の円を6つ書きたします。

- ⑧で書いた円の交点(黄色の点)を中心に、
- 同じ半径の円を6つ書きたします。
19の円を書く工程はここまでです。
次の項からは「弧」を書き足していきます。
フラワーオブライフの書き方(その2)|PDFファイル付き
フラワーオブライフの書き方の続きです。
ここからは「弧」(半円または円の一部分)を書き足していきます。
フクザツになっていきますが、図を見ながらゆっくりと書き進めましょう。

- ⑧と⑩で書いた円の交点(黄色の点)にコンパスの針を置いて、
- 円からはみ出ないように同じ半径で半円を書き足します(全部で12ヶ所)。

- 図の黄色の点(全部で6か所)にコンパスの針を置いて、
- 円からはみ出ないように、同じ半径で弧(円の一部分)を書き足します(全部で6ヶ所)。

- 赤の点線部分にガイド線を書きます(後から消すので薄く書きます)。
図の黄色の点それぞれから、円の半径分の長さをガイド線上に印をつけます(赤の×印)。
赤の×印から円の半径で黄色の点を結ぶ弧(円の一部分)を書きます。 - ⑮で書いた上下の位置にも同様に弧を書き足します。

- ⑮⑯と同じように残りの円にも弧を書き足します。
- 全体を二重の円で囲います

- ガイド線を消して、完成です。

テンプレートの活用
随時開催しているフラワーオブライフ講座での下絵(元図)は、コンパスではなく、簡単に書けるテンプレートを使って書いています。
コンパスを使うのは最後の二重円を書くときのみです。
定規も分度器も使いません。
フラワーオブライフは曼荼羅アートの下絵なので、そこではなく、ペンで描く工程に時間をかけるようにしています。
現在開催しているフラワーオブライフ(神聖幾何学模様)講座は次の2つです。
- 点描を楽しむフラワーオブライフ講座(basic編)
- 点描を極めるフラワーオブライフ講座(advance編)

フラワーオブライフと曼荼羅アートの活用方法
神聖幾何学模様のフラワーオブライフと、曼荼羅アートの活用方法をまとめました。
どちらも同じような効果があります。
日常生活のエネルギーチャージに使ってみましょう。
アートとして飾る

フラワーオブライフだけではなく、曼荼羅アートの美しい幾何学模様も空間そのもののエネルギーを整える役割を持ってます。
リビングや寝室、書斎など、長く過ごす場所に飾ることで、その場がパワースポットに。
特に、朝日や夕日の光が差し込む位置に置くと、模様が光りを受けて輝き、より神秘的な印象になります。


瞑想・マインドフルネス

円形が重なり合うフラワーオブライフは、自然と視線を中心に導き、呼吸や意識を深めるサポートになります。
椅子や床に座って背筋を伸ばし、模様をじっと見つめながらゆっくりと呼吸をすると、雑念が消えやすくなります。
特に、瞑想の前後にこの模様を数分間見るだけでも、集中力の持続や心の静けさが実感できるでしょう。
アクセサリーやお守り

ペンダントやブレスレット、ピアスなどにフラワーオブライフの図柄を取り入れることで、常に自分のエネルギーフィールドに調和の波動を保つことができます。
身につける素材も重要で、シルバーやゴールド、天然石と組み合わせると、さらにその意味や効果を引き出せるといわれています。
お守りとしても人気です。

- ランチョンマットやコースターの図柄に使って食べ物などへのエネルギーチャージ
- ベッドカバーにして睡眠の質の向上 などに使うことができます
まとめ
共通点 相違点 フラワーオブライフは、生命の始まり(細胞分裂)→花が咲く→実がなる→種ができる→芽吹く・成長する→花が咲く…という無限の繰り返しを表す図形が隠されている フラワーオブライフを元型として曼荼羅アートを描くとき、どの部分を活かすかで隠されている図形が浮かび上がり、その図形が持つ意味やパワーを強めることができる フラワーオブライフはコンパスや定規、筆記具を使って書くことができます。 点描を楽しむフラワーオブライフ講座では、テンプレートを使って簡易に描く方法を伝えている (参考)
リビングや寝室、仕事場に額装して飾ることで、空間を整え、心地よい雰囲気を作ります。
模様を見つめながら呼吸を整えると、集中力が高まり深い瞑想状態に入りやすくなります。
ペンダントやブレスレットにして身につけることで、エネルギーを持ち歩けます。
グラスやボトルの下にフラワーオブライフの図柄を置くと、水の分子構造が整うといわれています。
施術室やヒーリングスペースに置くことで、クライアントのリラックスやエネルギー調整をサポートします。
詳しい解説はこちら →フラワーオブライフの書き方