無料ダウンロードあり 曼荼羅アートの図案の書き方を徹底解説

曼荼羅アーティストの大迫弘美です。
主にボールペンを使って曼荼羅アートを描いています。

原画「湧き出づる泉」 

 

「曼荼羅アートって楽しそう~」と思っても、いざ描くとなると「どうやって描くの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、そんな初心者さんでも楽しんでいただけるよう、フリーサイトなど既にある図案を活用する方法や、図案を一から書くコツをまとめています。

図案を書くのは苦手…という方には、なぞるだけでOKの無料ダウンロード画像を用意しています。

また同じ図案を使った作品例も掲載しました。

心が整う癒しの曼荼羅アートの世界への入門編です。
どうぞお楽しみくださいませ。

 

この記事で分かること

  • まずはここから 図案の簡単アレンジ法
  • オリジナル図案にチャレンジ!
  • 図案が苦手な方へ 無料ダウンロード画像のプレゼント
  • アレンジ次第でまるで別物!同じ図案の活用術

 

弘美
ちょっとずつチャレンジして自分オリジナルの作品を目指しましょう♪

 

 

初心者でもカンタン 曼荼羅アート図案のアレンジ術

 

神聖幾何学模様(シードオブライフ)を使った図案

 

 

神聖幾何学模様には多くの種類がありますが、ここではシンプルな「シードオブライフ」を使った図案アレンジ術を紹介します。

同じ模様を重ねたり、単純な線や丸を追加したりするのがコツです。

 

 

アレンジ1:大小2つの六芒星を追加する

 

シードオブライフに、2つ重ねた六芒星を重ねたアレンジです。

 

 

 

アレンジ2:縮小したシードオブライフを重ねる

 

大きさを変えた2つのシードオブライフを重ねました。

 

 

 

アレンジ3:90度回転した同じ大きさのシードオブライフを重ねる

 

大きさは同じシードオブライフを90度回転させて重ねたアレンジです。

 

 

 

弘美
少し複雑ですが、こちらもシードオブライフのアレンジです。
一つの図形でも重ねたり並べたりしてアレンジを楽しみましょう

 

 

 

著作権フリーのサイトの図案をアレンジ

 

著作権フリーのサイトで、図案のアイデアを得ることもできます。

なお、フリーサイトを利用するときには必ず利用規約を読んでルールに従って利用するようにしましょう。

 

フリー素材といっても注意! 図案の利用規約とは

 

「無料」「フリー」と書かれていても、その図案が商用利用可能かどうかは別問題です。

多くのサイトでは「個人利用はOK」「商用利用はNG」「クレジット必須」などの条件が設けられています。

たとえば、サイトの図案を販売目的で使う場合には事前の許可が必要になることもあります。
利用前には、必ず各サイトの利用規約を読みましょう。

 

 

商用利用OKとNGの見分け方

 

以下のポイントを確認することで、図案の利用範囲を判断しやすくなります。

  • 「CC0」「パブリックドメイン」などの記載がある → 商用利用OK
  • 「要クレジット表記」「商用不可」と記載 → 販売・展示には使用NG
  • 作者に問い合わせ可能な場合 → メールやDMで確認するのが確実

 

曖昧な場合は「念のため使わない」か「自作する」方が安心です。

 

素材サイト例

  • Pixabay:
    著作権フリー、クレジット不要の画像動画サイト。ただし、一部有料あり。
    素材を利用するだけなら登録不要。
  • イラストAC:
    会員登録要(無料 / プレミアム)
    無料会員はダウンロードの回数制限や待ち時間あり。
  • Freepik:
    無料プランはクレジット表記要。

 

 

 

AIを使って図案を書いてみよう

 

生成AIを使ってアイデアを得ることもできます。

まずは無料で使えるチャットGPTやcanvaで試してみては?

ちなみに、左がチャットGPT、右がcanvaで生成した画像です。
指示する文章によって生成され方に違いがでるようです。

 

弘美
フリーサイトやAI生成はあくまでもアイデアを得るヒントとして利用する方が個人的にはおすすめです

 

 

 

オリジナルの図案を書いてみよう(無料ダウンロードあり)

 

オリジナルの図案が書けるようになると、曼荼羅アートの楽しみは一段と広がります

一度覚えてしまえば応用できますので、最初だけちょこっと頑張ってみましょう。

図案を書くのに使う道具は、用紙・筆記具・定規・コンパス・分度器です。

また、「コンパスなんてないよー」という方もいらっしゃるかもしれませんので、基本の図案をダウンロードできるようにしました。

まずはここから始めてみましょう。

 

 

ステップ1 同心円と等分線を書く

 

  1. 中心を決める十字線を書く
  2. 十字線を中心に、半径の異なる5つ書く
  3. 円を等分する線を追加する(15度ずつの線を追加しています)
    この時、一番小さい円の中には書かない方が良い。
  4. 円と、円を等分する線の交点を目印に模様を書いていく(→ステップ2)

 

④の基本の図案はダウンロードできます。
練習用に使ってみてください ⇒ 基本の図案(15度)練習用

 

 

ステップ2 大まかな枠を書いていこう

 

ステップ2では、ステップ1の④をもとに模様の枠を書いていきます。

  1. 内側の2つの円の間に収まるように花びら模様(U字)を書く。
    等分線を目印にすると左右対称に書きやすい
  2. ⑤の外側に書く場合は、花びら模様のてっぺん(等分線と重なるところ)から書き始める
  3. ⑥と同様に花びら模様を追加する
  4. ⑥と同様に花びら模様を追加する

 

この図案はダウンロードできます。
練習用に使ってみてください ⇒ U字模様の図案枠のみ(練習用)

 

 

 

ステップ3 枠ができたら模様を追加しよう

 

花びら模様(U字)で枠を書いた内側にさらに円やしずく型などを書き加えましょう。

以下に、模様の例を示しますね。
参考にして、自分のオリジナルの図案を完成させてくださいね。

なお、模様は内側から1段目、2段目と数えます。

 

  1. 1段目の花びら模様の内側に円を書き加える
  2. 2段目の花びら模様の内側に一回り小さいU字を加える
  3. 4段目に一回り小さいU字を加える
  4. 3,4段目の間にしずく型を加える

 

 

 

 

図案サンプル 無料ダウンロードOK

ステップ3の⑫には中心に模様がありません。

曼荼羅アートでは、中心がポイントになります。
ご自分のイメージ合った模様を加えてみましょう(例:丸◎、星型、♡、梵字など)。

 

 

この図案はダウンロードできます。
練習用に使ってみてください ⇒ U字模様の図案模様あり(練習用)

 

 

弘美
この図案にさらに模様を足して、オリジナルの曼荼羅アートを完成してみてくださいね

 

 

 

完成した図案を色や画材を変えて楽しもう

 

画材を変えて楽しもう

 

 

曼荼羅アートはさまざまな画材で描くことができます。

  • 色鉛筆
  • クレヨン
  • 絵の具
  • ミリペン
  • カラーボールペン など

 

同じ図案でも、画材を変えると雰囲気がガラリと変わります

また、画材は同じでも色を変えるだけでも楽しむことができます

色には心理を表す効果があります。
今日はどんな色を選ぶのか…意外な色の組み合わせから、意外な自分自身を発見してみましょう。

 

弘美
曼荼羅アートを描くことは内観と同時に、自己開示であり自己の解放なのです

 

 

 

いろんな図案で楽しもう

 

 

ステップ1の↑この基本の図案は、等分線の角度や同心円の大きさを変えることで、さまざまな図案を書くことができます。

例えば、

  • 5つある同心円を3つに、またはもっと増やす
  • 等分線の角度を30度にする、また10度にする などです。

 

 

また、ステップ2で書いた枠の形を変えることでも別の図案にすることができます。

 

アレンジ例:4つの同心円+等分線の角度15度、ハスの花びら型の枠線

 

 

 

ペンで描く曼荼羅アート例

 

図案サンプルをもとに、ボールペンで描いた曼荼羅アートの作品です。

模様を入れると全く違うものに見えますよね!

パッと見、複雑な模様に見えるかもしれませんが、同じパターンの繰り返しで描いています。

繰り返す模様は、曼荼羅アートの基本。
ちょっとずつパーツを増やしたり変化させたりして、模様をつくっています。.

 

基本の図案をアレンジして描いた作品例:

 

弘美
同じ図案でも同じ作品にはならないのが曼荼羅アートの面白さです。ペンで描く曼荼羅アートの詳細はこちらのページで紹介しています ⇒ ペンで描く曼荼羅アート

 

 

 

まとめ

 

曼荼羅アートは、思いのままに描くこともできますが、図案が書けるようになるとアレンジすることができるようになるので、作品作りがさらに楽しくなります。

初心者でも出来る図案の書き方をまとめました。

 

出来上がっている図をアレンジする

  • 神聖幾何学模様をアレンジ:
    シンプルな神聖幾何学模様に、円や線、三角形などを書き足す。
  • 著作権フリーのサイトを利用する:
    塗り絵感覚で楽しむのにおすすめ。
    ただし、規約は要チェック!
    ルールを守って楽しみましょう
  • 生成AIを利用する:
    チャットGPTやcanvaなどのAIにチャレンジしてみる。
  • フリーサイトや生成AIはアイデアを得る目的で使う

 

 

オリジナルの図案の書き方

  • 用紙、筆記具、定規、コンパス、分度器を準備しよう。
  • 同心円と円を等分する線で、図案の土台を書く
  • 図案の土台に模様を配置する枠を書く。
  • 枠内に丸やしずく型、葉模様、線などの簡単な模様を書き足す

 

 

図案に彩りを加える

  • 完成した図案に、画材を使って清書する
  • 画材:色鉛筆・クレヨン・絵の具・ミリペン・カラーボールペンなど
  • 同じ図案でも色や画材を変えて楽しめる
  • 図案をアレンジして楽しもう:
    同心円の数や等分する線の角度を変えてアレンジ
  • カラーボールペンは、扱いやすく、発色よくカラーバリエーションも豊富

 

弘美
ペンで描く曼荼羅アート講座については詳しくは → こちら

 

 

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